腎不全治療中にも食べられるバーベキューレシピ

腎不全になってしまうと生活習慣の見直しをしなければならなくなるので、当然食事にもいろいろと制限が出てしまいます。
しかし、腎不全治療中の人だってシーズン中にはキャンプに行きたいですよね。
キャンプに行ったら食事はバーベキューが多くなりますが、せっかく行くからには一緒にバーベキューを楽しみたいものです。
そこでキャンプの達人のテクニックで、腎不全治療中の人でも食べられるバーベキューのレシピを考えてみました。

腎臓に負担をかけない食材を使いたい

腎不全治療中の人はタンパク質の摂取に制限があり、食べ過ぎると体内で代謝されなかった老廃物が血液中に溜まり腎臓への負担が増加してしまいます。
しかし、タンパク質は体を構成する重要な栄養素なので全く摂取しないわけにはいきません。
そこでバーベキューを楽しむためには、腎臓に負担をかけない食材を使うことがポイントとなります。
さて、バーベキューと言えばやっぱり肉ですよね。
でも肉はタンパク質の塊なので食べられないかと思いがちですが、そんなことはありません。
肉類はスライスしたものを野菜に巻いて串焼きにしたり、薄く叩いて見た目を大きくすれば満足感は得られます。
魚を焼くときは切身にしないで、できるだけ尾頭付きの状態で調理すると豪華に見えるのでおすすめです。
野菜の場合はカリウムの含有量が少ない食材を選んで使います。
たまねぎやキャベツ、茄子、長ネギなど、バーベキューによく使われる野菜はカリウムが少な目なので安心ですが、カリウムは水に溶けるので一度茹でてから使うようにしましょう。

腎臓に優しいバーベキューをしよう

腎臓に負担をかけない食材を用意したら、付けて食べる「タレ」にも気を付けましょう。
腎不全治療中には塩分を控えることが大切ですが、バーベキューに塩分は欠かせません。
少しでも塩分を摂らないようにするには、焼く素材をタレに漬けておかないようにすることがポイントです。
漬け込んでしまうと食材に塩分が浸透してしまいますので気を付けなければなりません。
肉を焼くときにはまず素焼きにします。
肉に香ばしい焼き色が付いたところでサッと付けるようにすると塩分の過剰摂取を防げます。
焼いた後から付けることで肉の表面にからまりやすくなるので、少量のタレでも十分に満足できます。
また、タレには生姜をすりおろして入れておくと旨みを引き立てることができるのでおすすめです。
魚介類や野菜も同様に、一度焼いてからタレを絡ませるようにすると焦げ付く心配もないので安心です。
このようにちょっと手間を加えたレシピにするだけで腎臓に優しいバーベキューをすることができるので、腎不全治療中の人でも安心してみんなと一緒にバーベキューを楽しみましょう。